【考古民俗叢書】
徳山村民俗誌
        ――ダム水没地域社会の解体と再生
 
 
田中宣一著

A5判上製576頁 
定価:本体16,000円+税
ISBN4-87449-130-8 C3021 

2000年刊
在庫有
  
【内容紹介】

湖底に沈む村の生活記録。日本の典型的な山村として生活実態調査の対象地であった徳山村は、日本最大規模のダム計画により8集落500世帯近くの住民が故郷を後にした。昭和初期の調査を基礎にして現在までの記録
【著者プロフィール】

1939年福井市生まれ。國學院大學卒業。國學院大学大学院博士課程退学。博士(民俗学)。成城大学教授
著書『年中行事の研究』『「町内会]の民俗学的研究−川崎市域の町内会と住民組織』『年中行事事典』など
【主要目次】

序論
 本書の課題と研究方法
 民俗変化研究の諸視点
 民俗誌と地域
 ダム建設に伴う地域解体と民族学

第1章 徳山村の概要  村外との交流も含めて  
第2章 日々の営みとハレの諸行事  
第3章 山地・山林資源への依存と民俗  
第4章 ダム問題の進展と地域社会の解体  
第5章 村の解体と徳山神社の創建
第6章 寺院・道場・墓の移転と信仰生活の変容
第7章 新たな地域社会確立の模索
【書評から―2000年10月週間読書人】

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