【考古民俗叢書】
人の移動の民俗学
     ――タビ〈旅〉から見る生業と故郷―
  
   松田睦彦著

A5判 328頁
定価:本体10,000円+税
978-4-87449-140-9  C3039 
 

2010年3月刊行
  
【内容紹介】

移動から生活をとらえる!


●タビ〈旅〉をキーワードに、島嶼生活における「出稼ぎ」や「移住」といった人の移動の日常性を描き出し、移動の役割と、そこに顕在化する生業や故郷に対する人びとの想いを問い直す新たな試み。
【著者プロフィール】
松田睦彦(まつだむつひこ)

1977年神奈川県生まれ。1999年早稲田大学第一文学部卒業、2007年成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程後期修了。成城大学民俗学研究所研究員、荒川区教育委員会文学館調査担当学芸員を経て、現在国立歴史民俗博物館研究部助教。博士(文学)
主要論文 「瀬戸内島嶼部におけるタビの位置―愛媛県越智諸島の事例から―」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第136集、国立歴史民俗博物館、2007年),「半島の半島化―開かれた空間から閉ざされた空間へ―」(『半島のくらし―広域民俗誌の試み』慶友社、2009年)など
【主要目次】
【目次】
序章 研究の目的と方法
第1章 研究の理論的前提
第2章 移動を誘う背景
第3章 兼業的なタビ
  ―愛媛県今治市宮窪町宮窪の生業構造とタビの役割―
第4章 専業的なタビ
  ―愛媛県今治市伯方町北浦の生業構造とタビの役割――
第5章 「出稼ぎ」と「移住」のあいだ
第6章 島の生業を支える家継承の慣行
第7章 集落の山の神から石屋の山の神へ
―香川県丸亀市広島における山の神祭祀の変化―
補 論 「出稼ぎ」生活の変化と持続
  ―青森県西津軽郡鯵ヶ沢町の事例から終 章 結論と今後の課題 
【関連書の紹介】
京文化と生活技術
        ――食・職・農と博物館
 印南 敏秀著
  写真250葉/挿図73三図/表七/A5判上製・カバー装・484頁
   定価:本体9500円+税
    ISBN978-4-87449-136-2

半島のくらし
   ――広域民俗誌の試み――
小島孝夫/田中宣一 編
 A5・316頁 
 定価:本体8,000円+税

 978-4-87449-139-3 c3039
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