【歴史&考古学】 | |
品切 | 定家『明月記』の天文記録 ―古天文学による解釈― 斉藤国治著 A5判上製270頁 定価:本体10,000円 ISBN4-87449-029-8 1999年刊行 |
【内容紹介】 | |
1994年『文部省学術用語集天文学篇』で学術用語ともなった、「古天文学」。本書では、定家『明月記』の中から天文現象の記事を拾いあげ、それらを「古天文学」計算によって、数理的に検証し、その結果、すばらしい天文記録者定家を発見する。天文学はもとより、国文学・国史研究に新しい視野を拓く必携の書。挿図を多用し、ビジュアル化。 |
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【著者プロフィール】 | |
1931年東京生まれ。東京大学理学部天文学科卒業。理学博士。東京大学天文台教授を退官後、「古天文学」を創設。 |
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【主要目次】 | |
第一章 序論 一 『明月記』の別の読み方 二 使用した底本について 三 古天文学の登場 四 定家による天文記事の書き方 五 古天文学検証について 六 天文記事が日記中に分布する仕方 第二章 各論 一 皇極天皇元年七月、客星月に入る 客星出現例の一 二 陽成院・貞観十九年正月、客星西方に見わる 客星出現例の二 三 宇多天皇・寛平三年三月、客星東咸星東方にあり 客星出現例の三 四 醍醐天皇・延長八年五月、 客星羽林中に入る 客星出現例の四 五 一條院・寛弘三年四月、騎官中に大客星にあり 客星出現例の五 六 後冷泉院・天喜二年四[五]月、客星天関星に孛す 客星出現例の六 七 二条院・永万二年四[三]星彗太微宮に見わる 客星出現例の七 八 治承四年七月、月食不見、昼月食 九 治承四年九月、明月蒼然たり 天中光り物あり 十 高倉院・治承五年六月、客星北方にあり、王良星に近し 客星出現例の八、実は超新星 他 第三章 持論 一 『明月記』の中の「月」の叙述について 二 『明月記』にみる時刻表記について 三 『明月記』の中の初月・終月記事の検証 |
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