【文化史・民俗学】
日本の食とこころ
    ―そのルーツと行方―


國學院大學日本文化研究所編


定価:3,200円+税
A5判上製 240頁
SBN4-87449-233-9 C0039

2003年刊
在庫有
【内容紹介】

食とこころの問題を、食文化の源流、東南アジア・琉球・アイヌの食文化等、歴史的な検討や地域的な比較をしながら、日本の食文化における精神性を探る。
【編者プロフィール】
2007年4月より日本文化研究所は、研究開発推進機構日本文化研究所となりました。
研究所の詳細についてはこちらをご覧ください
http://www.kokugakuin.ac.jp/oard/index.html
【主要目次】

はじめに「食習俗研究の一潮流」‐ 齊藤ミチ子

神饌からみた日本の食文化  ‐食文化の源流を求めて‐     岩井 宏實
   神饌の意味/『延喜式』にみる神饌/神饌の容器/外来食/百味御食

東南アジアの食文化  ‐日本との比較‐       大崎 正治
    東南アジアの民族料理/東南アジアの料理体系/ 日本の民族料理‐神饌

琉球諸島の食文化  ‐日本本土との比較を軸に‐        小島 瓔禮
    琉球文化ということ/主要穀物の生産/食文化の伝統/肉食の日本文化/牛を食べる食文化  /精神性の課題

アイヌ民族の神々と饗宴  ‐享受する日本の食文化‐     萱 野  茂
    アイヌ民族の食物観/鮭の文化/自然からの恵み/アイヌ民族のあゆみと私

「食とこころ」に思う   田中 宣一

神饌を中心に   岩井 宏實
  神饌の行方と頭上運搬

東南アジアから見る日本の食文化  大崎 正治
  「多様性のある食文化」をめぐって

琉球諸島と日本の古層の食文化    小島 瓔禮
  肉食禁忌がもたらした食文化の変容

アイヌの食生活     畑井 朝子
 「食材に何かが宿る観念」と現代

討論
 神々への供膳/神饌の周辺/生け贄・神饌・肉食/直会の原義/神と人との交歓/食物
 に魂宿る/食文化の問題点と提言
あとがき
【関連書の紹介】 環境の文化誌  ―地域文化の形成―
   岩井宏實著 A5判上製 273頁
   定価:本体6000円+税  ISBN4-87449-225-8
京文化と生活技術―食・職・農と博物館
  印南 敏秀著
   写真250葉/挿図73三図/表七  A5判上製・カバー装・484頁
  定価:本体9500円+税 ISBN978-4-87449-136-2 C3039
福祉のための民俗学  ―回想法のススメ
  岩ア竹彦・編著  定価 2500円+税
   四六判・274頁  ISBN978-4-87449-242-0

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