【文化史・民俗学】 | |
海軍装甲技術史 ―戦艦富士・三笠から大和まで― 寺西 英之著 定価:4,500円+税 A5判160頁 図68・表39 ISBN978-4-87449-240-6 C3056 2007年刊 在庫有 |
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日本海軍の甲鈑変遷史! 日露戦争で活躍した軍艦三笠の装甲は、優秀な技術を伴うVC甲鈑であった。甲鈑とは軍艦に用いられる防御材の一部である。 日本海軍の技術の粋を集めた軍艦がいかにして作られたのかを、明らかにする。 「富士」「敷島」「三笠」は建造中にもかかわらず計画した時には存在していなかった新しい高性能の製品が開発されたとの情報をキャッチするや万難を排して新製品に変更していたことが述べられている。日本海軍が如何に甲鈑の性能を重視していたかがよくわかった。(「刊行にあたり」より) 元大日本帝国海軍技術少佐 堀川一男 |
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【著者プロフィール】 | |
西英之(てらにしひでゆき) 平成8年芝浦工業大学工学部工業経営学科卒業 平成 〜 年千葉工業大学工学部金属工学科研究生 [主な研究対象] 軍事製造用素材。軍事史学会・産業考古学会・銃砲史学会・日本鉄鋼協会会員 [主な研究報告] 「国防政策よりみた明治前期製鉄需要」」「日本海軍の補助艦用甲鈑の開発意図を探る」 |
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【主要目次】 | |
◆口絵 ◆刊行にあたり 元大日本帝国海軍技術少佐 堀川一男 ◆序(甲鈑とは/日本海軍採用甲鈑の特徴) ◆甲鈑開発前史(日露戦争参加戦艦とその時代/富士型/敷島型/三笠型/まとめ) ◆炭和甲鈑の導入(試製kC甲鈑と戦艦三笠/VC甲鈑の採用/VC甲鈑の表面硬化処理工程) ◆非炭和甲鈑の開発(炭和甲鈑開発の背景/NVNC甲鈑の開発/主力艦防御要領の確立/NVN ◆C炭和甲鈑の補助艦転用/補助艦における防御要領の変遷) ◆平頭弾対策甲鈑の開発(平頭弾対策甲鈑開発の背景/CNC甲鈑の開発/補助艦防御要領の確立) ◆新主力艦用甲鈑の開発(新主力艦用甲鈑開発の背景/VH甲鈑の開発/MNC甲鈑の開発/大和の防御要領) ◆代用甲鈑の開発(代用甲鈑開発の背景/CNC、CNC2 甲鈑の開発) ◆附 甲鈑接合および固定法(接合法/甲鈑の固定法) ◆参考文献 ◆あとがき |
【関連書の紹介】 | |
復刻解説版 古来の砂鉄製錬法 ―たたら吹製鉄法― 俵 國一 著 館 充 監修 定価4800円+税 A5判上製・カバー装・208頁 ISBN978-4-87449-061-7 C3057 2007年6月刊 |
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鍛冶の民俗技術・増補版 朝岡康二著 A5判上製/382頁 定価:本体6000円+税 ISBN4-87449-129-4 C3021 |
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