【考古民俗叢書】
伊豆相模の民具
        
 田辺悟著

A5判上製 300頁 
定価:本体4,000円+税
ISBN4-87449-117-0 
1979年刊行

在庫僅少  
【内容紹介】

伊豆相模地方は、相模平野、丹沢・天城の山塊、三浦半島から相模湾を経て伊豆半島に至る海岸地帯、の三つの地域からなり、生業も農業、山仕事、漁撈等と多方面に亘る。また江戸と京を結ぶ東海道筋に当たるため、諸職も発達し商品経済も普及した。本書はこれらの生業を中心にこの地域の伝統的生活を民具を通して解明していくことを主眼とし、生活技術と民具の結びつきを詳述する。
【著者プロフィール】

1936年神奈川県生まれ。法政大学社会学部卒業。文学博士.横須賀自然史博物館館長・日本民具学会会長。現在、千葉経済大学教授
【主要目次】

はじめに

平野の暮らしと民具
 台地の農耕一畑作を中心に一
 三浦木綿と民具
 相模原の大凧

山の暮らしと民具
 山村の伝統
 南伊豆の炭焼き
 大山の挽物一独楽つくりを中心に一.
 丹沢の山村一山地農耕を中心に一
 山北(松田)の竹細工

川筋の暮らしと民具
 淡水系漁撈の伝統
 狩野川筋の暮らし

海辺の暮らしと民具
 海村の伝統
 相模湾鰹漁
 アワビを採る付
 海藻を採る村
 船づくり


職人の暮らしと民具
 三島の傘
 御殿場の竹行李
 小田原の提灯
 真鶴石と石屋
 中津の箒づくり

付編 民具研究序説
 民具学の方法
 民具の定義
 背負籠の地域研究

あとがき
索引



【関連書の紹介】 田辺悟の著書
近世日本蜑人伝統の研究
 A5判上製/342頁 定価6500円+税  98年
  4-87449-088-3

海浜生活の歴史と民俗
 A5判上製/600頁 定価13000円+税  '06年
 4‐87449‐134‐0

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