【考古民俗叢書】 | |
海浜生活の歴史と民俗 田辺 悟著 A5判上製600頁写真24・図13・表22 定価:本体13,000円+税 ISBN4-87449-134-0 C3039 2005年刊行 在庫有 |
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【内容紹介】 | |
社会的、経済的情勢が急速に変化していく中で、これまでの漁業を中心とする海浜社会の変貌はめざましく、伝統的な漁撈技術や習俗等が日ごとに消滅していく現状にある。この転換期にある海浜社会の漁撈習俗を中心とする漁民生活の歴史や、日本人と海とのかかわりを明らかにし、「魚食の民」といわれるように、主たる動物性蛋白質を水産資源に求めてきた生き方を知ることは重要である。 本書は、こうした現状をふまえて、漁業経済発展の歴史的、民俗的な背景を明らかにするものである。 沿岸漁業の史的背景、漁法・魚種、漁撈習俗・俗信・信仰、漁撈に関わる気象の予測、潮流の呼称などを採録。 |
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【著者プロフィール】 | |
田辺 悟(たなべさとる) 1936年、横須賀市生まれ。法政大学社会学部卒業。横須賀市自然博物館・人文博物館館長を経て、現在、千葉経済大学教授・文学博士。 |
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【主要目次】 | |
第一章 歴史と民俗 一 海浜の民俗世界 二 海浜研究の動向 第二章 伝統的な魚撈と習俗 一 アマ(モグリ)漁 二 カツオ漁 三 海藻採取 第三章 近世の魚撈と習俗 一 タコ漁 二 イワシ漁 三 タイ漁 四 マグロ漁 第四章 信仰生活 一 海神・漁神・船神の信仰 二 海上習俗「ヨイヤマ」 第五章 海浜生活の民俗 一 大漁祝いと不漁なおし 二 風位の方言 三 気象のことわざと天候予測 四 潮流の呼称 |
【関連書の紹介】 | 水田漁撈の研究 ―稲作と漁撈の複合生業論― 安室 知 著 A5判上製480頁 定価:本体10、000円+税 ISBN4-87449-091-3 C303 伊豆相模の民具 在庫僅少 田辺悟著 A5判上製/300頁 定価4000円+税 4-87449-117-0 近世日本蜑人伝統の研究 田辺 悟著 A5判上製334頁 定価:本体6,500円+税 ISBN4-87449-088-3 |
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