【歴史&考古学】
古代東国の考古学

        
 大金宣亮氏追悼論文集刊行会編

B5判上製716頁写真50・図259 
定価:本体15,00円
ISBN4-87449-059-X C30219 
 
2005年刊行
在庫有
  
【内容紹介】

   ◆古代東国の最新の調査成果◆


古墳時代から中世までの東国の諸問題について、祭祀と埋葬、古代官衙とその周辺、古代寺院と瓦、など最新の成果をもとに読み解く
【主要目次】

第一章 古墳時代の祭祀と埋葬

水辺の祭祀と手焙形土器―手焙形土器における類の意味するもの―高橋一夫/水辺の祭祀小考―湧水・河川祭祀と「變若水」信仰―篠原祐一/栃木県内における古墳時代の埋葬頭位―竪穴系埋葬施設の事例をもとに―水沼良浩/古墳時代における馬と農耕―群馬県子持村白井・吹屋遺跡群の検討から―高井佳弘/上三川町多功大塚山古墳の再検討―秋元陽光

第二章 古代官衙とその周辺

再論、律令国家の誕生と下野国―酒寄雅志/西下谷田遺跡の一考察―板橋正幸/上神主・茂原官衙遺跡の造営企画―梁木誠/下野国河内郡衙の変遷―上神主・茂原官衙遺跡および多功遺跡の分析を中心に―深谷昇/古代烽関連建物についての一考察―今平利幸/国府野遺跡と東山道―大澤伸啓/下総国相馬郡家正倉をめぐる一考ー辻史郎/「那須国造碑」と那須評の成立―三舟隆之/国府成立の一考察―大橋泰夫/武蔵国府の集落構造―荒井健治/相模国府伊勢原説とその周辺―岡本孝之/茨城県鹿の子C遺跡についての覚書―国衙工房における武器生産を中心として―川井正一/胆沢城の基本構造とその変遷―伊藤博幸/『府土萬葉』における多賀城跡の認識とその評価―佐々木和博/長岡京北西域の開発―網伸也/栃木県内出土の陶硯―円面硯を中心に―山口耕一

第三章 古代寺院と瓦 
上総大寺再考再び―安藤鴻基/寺院か官衙か―福岡県久留米市所在ヘボノ木遺跡の機能をめぐって―小澤太郎/「上野国交替実録帳」金光明寺項についての一考察―「国分寺」の用語とその変遷をめぐって―前沢和之/日本古代における在地仏教の特質―川尻秋生/軽寺考―軽寺とその周辺の遺跡―大脇潔/多賀城様式瓦の故地―須田勉/下野薬師寺一〇一型式(川原寺式)鐙瓦の祖型―山路直充/水道山瓦窯跡群採集垂先瓦―河野一也/岩舟町小名路裏山窯跡採集の瓦と須恵器―木村友則/下野国河内郡内の集落遺跡出土瓦―鈴木知子/国分寺造営前の地方寺院―米字状叩きからみた寺院造営のすがた―昼間孝志/関東系古瓦の第二次波及―陸奥国安達郡の様相―眞保昌弘/上植木廃寺の創建をめぐる諸問題―出浦崇/泉廃寺出土の植物文軒先瓦の変遷―藤木海/大宮町三美前山の瓦―瓦吹堅/平瓦凸面上の粘土円筒分割指標―志賀崇

第四章 古代と中世の諸問題

低位段丘面の開発とその意義―栃木県真岡市鶴田A遺跡出土の溝を中心として―上野修一/百済木遺跡土坑の一考察―村松篤/全周する布掘・「溝もち」掘立柱建物―神奈川県内の事例―中田英/「東国の須恵器」の成立と展開―渡辺一/東国出土墨書土器の地域的様相―仲山英樹/下野における古代から中世社会への移行期の諸問題―橋本澄朗/武蔵国中・北部における古代官道と鎌倉街道―木本雅康/古代・初期中世における武器の変革―津野仁/「透かし入り火打金」小考―関東及び山梨県出土火打金の古代から中世への形態変化―鶴見貞雄/「消息」と「聖教」親鸞による東国教化の一駒―永村眞

大金宣亮氏のご逝去を悼む―同時代の夢を見た同志の想い出―/阿部昭

大金宣亮略年譜
執筆者一覧
編集後記



【関連書の紹介】 日本史の中の古代天皇陵
  茂木雅博著
  
A5判上製170頁
  定価:本体2500円+税

東アジア先史学・考古学論考
 
甲元眞之著
  
A5版上製 467頁
  
定価:本体9500円+税
中国漢代の画像と画像墓
 羅二虎著・渡部武訳
   B5判上製函入総頁650
(本文編263頁・資料編382頁)
  写真139点・拓本186点・実測図453点
  定価:本体45,000円+税

古代王権と武蔵国の考古学
 増田逸朗著
    A5判上製 412頁
    定価:本体8,200円+税
縄文のムラと住まい
   村田文夫著
    A5判上製 288頁 写真7葉図50 
    定価:本体3,500円+税


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